忙しい毎日の中で、「やるべきことが多すぎて手が回らない」「何から手をつければいいのかわからない」と悩んでいませんか?
特に、個人で仕事をしていたり、複業(副業)などで本業との両立をしていたりするママにとって、タスク整理・効率的なタスク管理は必須のスキルです。
本記事では、タスク整理の基本から、優先順位の決め方、効率的な仕事の進め方まで詳しく解説します。
今日から実践できる方法を取り入れて、生産性を2倍にアップして仕事も子どもとの時間も大切にできるライフスタイルをつくりましょう!
タスク整理の重要性とは?
「タスク整理って、単なるToDoリスト作りではないの?」と思われるかもしれません。
実は、タスク整理はビジネスを加速させる重要な戦略なのです。
タスク整理を適切に行うことで、次のような素晴らしいメリットがあります。
◎頭の中がスッキリし、思考がクリアになる
数々のタスクを頭の外に出すことで、脳のキャパシティを解放できます。これにより創造的な思考や戦略的な判断力が高まります。
◎重要な仕事に集中できる
「急ぎだけど重要ではない」タスクに振り回されず、本当に価値を生む仕事に専念できるようになります。
◎やるべきことが明確になり、迷いがなくなる
「次は何をすべきか」という無駄な意思決定の時間を削減できます。決断疲れを防ぐことにも繋がります。
◎ムダなタスクを削減できる
全てのタスクを可視化することで、実は不要だったり、延期できるタスクが明確になります。
◎時間を効率的に使える
子どものお迎えまでの短い時間や、まとまった集中時間など、時間の質に合わせた最適なタスク選びができます。
実際、私もタスク整理を習慣化し、以前は夜12時まで仕事をしていたのに、今は20時以降パソコンを開かないで済むようになりました。
つまり、タスク整理は単なるリスト作成ではなく、生活の土台を整えビジネスの成長を加速させる戦略的なスキルなのです。
タスク整理の具体的なやり方
ではここからは、具体的なタスク整理の方法を段階的に解説していきます。
(1) 頭の中のタスクをすべて書き出す
まずは、「やるべきこと」をすべて洗い出すことから始めましょう。
この段階では、量が大事です。
小さなことから大きなプロジェクトまで、思いつくことをすべて書き出します。
【おすすめの方法】
■ 紙のノートや手帳に書き出す
アナログの良さは、書く行為そのものがリラックス効果をもたらすこと。また、視覚的に全体を把握しやすいというメリットがあります。
■ Googleドキュメントやメモアプリを活用する
デジタルツールのメリットは検索性と編集のしやすさ。特に移動中や思いついたときにすぐメモできる点が魅力です。
■ マインドマップを使って整理する
思考の流れに沿って自由に書き出せるため、関連するタスクを一緒に思い出しやすくなります。
子育て中のママの複雑な思考整理には、特に効果的です。
私のオススメは、カラフルで右脳が活性化しやすいMindMeister(マインドマイスター)!
ここで大切なのは、「重要かどうか」は考えず、とにかく書き出すこと。
頭の中にあるすべての「やるべきこと」「気になること」を外に出すことで、心理的負担が軽減され、思考がクリアになります。
多くのママ起業家から、「書き出すだけで、不思議と心が軽くなった」という感想をもらいます。
その理由は、「忘れるかも」という不安から解放されるためです。
(2) タスクをカテゴリごとに分類する
次は、ざっと書き出したタスクを、以下のようなカテゴリに分類します。
1.ビジネス関連
・コンテンツ制作(SNS投稿、ブログ記事、動画など)
・クライアント対応(メール返信、商談準備、提案書作成)
・集客など(広告運用、セミナー企画、営業活動)
・事務作業(会計処理、契約書確認、スケジュール調整)
2.家事・育児
・日常的な家事(掃除、洗濯、食事準備)
・子どもの行事(保育園・学校の提出物、イベント準備)
・買い物(食材、日用品、子どもの必需品)
3.自己投資
・スキルアップ(オンライン講座、参考書、セミナー参加)
・ネットワーキング(交流会、コミュニティ活動)
・健康管理(運動、睡眠確保、定期検診)
4.その他
・趣味や息抜き
・家族との時間
カテゴリ分けにより、「今は仕事に集中したい」「今週は子どもの行事が多い」など、状況に応じた優先領域の把握がしやすくなります。
また、この作業によって「仕事のタスクが偏りすぎている」「自己投資の時間が取れていない」といった気づきを得られることも。
全体像を把握することで、バランスの取れた時間配分ができるようになります。
(3) 優先順位をつける
タスクを整理したら、次に優先順位をつけましょう。
ママ起業家・フリーランスにとって、特におすすめの方法は以下の3つです。
① 3つの「P」で優先度を決める
1.Profit(利益) – ビジネスや収益につながるか?
例:クライアントワーク、商品販売、集客活動
2.Potential(成長) – 自分のスキルや価値を高めるものか?
例:新しいスキル習得、情報収集、ネットワーキング
3.Pleasure(楽しさ) – 自分がやりたいことか?
例:趣味、家族との時間、リフレッシュ活動
この3つの観点からタスクを評価し、高いものから優先的に取り組みます。
特に「Profit」の要素が高いタスクは、ビジネスの成長に直結するので優先度を上げましょう。
ただし、「Potential」「Pleasure」も長期的な視点では非常に重要です。
自己投資や心のゆとりがなければ、持続可能なビジネス運営は難しくなります。
② 1-3-5ルール
1日に取り組むタスクを「1つの大きなタスク」「3つの中くらいのタスク」「5つの小さなタスク」に分けます。
・大きなタスク(1つ):集中力と時間が必要な重要タスク
例:企画書の作成、重要な商談、新サービスの構築
・中くらいのタスク(3つ):中程度の集中力で完了できるタスク
例:週間のSNS投稿作成、メルマガ配信、簡単な資料作成
・小さなタスク(5つ):短時間でサクッと終わるタスク
例:メール返信、簡単な問い合わせ対応、日々の事務作業
子どもの送迎の合間や家事の合間でも、小さなタスクを少しずつ消化していくことで、達成感を得ながら効率よく進められます。
「1-3-5ルール」を実践している複業ママによると、「予定外の対応が発生しても、小さなタスクを後回しにすれば調整できるので、1日の達成感が違う」とのこと。
子育て中の変動しやすいスケジュールにも、対応しやすい方法です。
③ ABCDE法
タスクにA(最重要)B(重要)C(普通)D(委任可)E(削除可)のランクをつけ、Aから順に実行します。
・A(最重要):これをやらないと大問題、収益に直結
例:契約書の確認、締切の迫った納品物
・B(重要):重要だが即日対応が必須ではない
例:新規クライアントとの打ち合わせ調整、SNS運用計画
・C(普通):やれば良いが急ぎではない
例:勉強会の参加検討、業務改善の検討
・D(委任可):自分以外の誰かができるタスク
例:データ入力、画像加工、簡単な調査業務
・E(削除可):やらなくても大きな問題がないもの
例:必須でないミーティング、過度な情報収集
特にAのタスクを最優先することで、成果につながる仕事に集中できます。
また、D(委任可)のタスクは積極的に外注や家族への協力依頼を検討しましょう。
ママ起業家の方々に特におすすめしたいのが、E(削除可)の見極め。
「本当にやる必要があるのか?」と自問自答することで、大幅な時間節約につながります。
試してよかった!おすすめタスク管理方法
タスク整理の効率をさらに上げるために、私が試してよかったタスク管理方法を紹介します。
かつては、スマートフォンのTODO管理アプリを使っていました。
しかし、手書きをすると五感を使いながら文字を記入する刺激によって、目標達成率が上がる・記憶の定着力や集中力が上がるということから、手書きにシフトしました。
手書き派におすすめのツール
- マンダラチャート
9×9のマス目にタスクや目標を書き込み、俯瞰的に管理する方法。
中心に大きな目標を置き、周囲に関連するタスクを配置することで、目標とタスクの関連性が明確になります。
特に事業展開を考えるママ起業家には、全体像を把握しながら戦略的にタスクを進められる点がメリット。 - 付箋メモ
シンプルですが、視覚的にタスクを移動できる点が強み。
壁や冷蔵庫などに「ToDo」「進行中」「完了」などのエリアを作り、付箋を移動させていく方法は、家族と共有しやすいというメリットも。 - 方眼ノート
シ方眼ノートを16分割にし、タイムアタック方式で思いつく限りのタスクを書き出すという方法。
タスクの取捨選択、書き出した中から1週間へのタスクを割り振り、全体を可視化させることでスムーズにタスクの分配ができる。
試しながら、自分に合ったタスク管理(整理)の方法を見つけていきましょう。
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タスクを減らす「やめることリスト」を作る
生産性を上げるためには、「やるべきこと」だけでなく、「やめること」を決めることも重要です。
実は、ただタスクを追加するだけでは、いつまでも忙しさから抜け出せません。
本当の効率化は、不要なタスクを思い切って削除することから始まります。
「やめることリスト」を作ることで、貴重な時間とエネルギーを本当に重要なことに集中させましょう。
やめるべき習慣の例
私が、過去にやらかしてしまっていたムダだった習慣とその対策方法をピックアップしていきます。
ムダなSNSスクロール
「ちょっとだけ」のつもりで始めたSNSチェックが、30分以上になっていませんか?
ショート動画を観てると、あっという間に時間が溶けますよね…
特に、コンテンツ発信をしているママにとって、SNSは仕事ツールでもあるため、「情報収集」と「無駄なスクロール」の境界が曖昧になりがちです。
具体的な対策:
- SNSアプリに時間制限を設定する
- 情報収集の目的を事前に明確にする
- 朝一番や就寝前のSNSチェックを避ける
ある複業ママは「SNSの時間を1日30分に制限したら、空いた時間で週1回のブログ執筆が可能になった」と話しています!
完璧主義(60%の完成度でOK)
特に専門性の高いママほど陥りやすいのが、完璧主義。
完璧主義のママは、基準値が人より高い傾向があります。
「もう少し良くできるはず」と際限なく修正を重ねてしまうことで、他のタスクが後回しになります。
具体的な対策:
- 最初から「60%の完成度」を目標にする
- タスクごとに時間制限を設ける
- 「良い仕事をして修正ゼロ」より「まずは形にして改善する」という思考に切り替える
私だけでなく、「完璧な資料作りをやめて60%でクライアントに共有するようにしたら、フィードバックが得られ、結果的に満足度が上がった」と話してくれるプロコーチのママさんもいらっしゃいました。
なんとなくのメッセージチェック
集中作業の合間に「ちょっとメッセージをチェックしよう」と思ってメールボックスやチャットを開くと、気になる連絡に反応して集中力が途切れてしまいます。
具体的な対策:
- メールチェックは1日2-3回の決まった時間帯に行う
- 通知をオフにする
- メール返信の優先度を明確にする(即日返信が必要なものだけに集中)
つい、返信が気になって逐一即レスをしていたのですが、時間を決めることで、集中力が続くようになりストレスも減りました!
重要でないミーティングやセミナーへの参加
オンラインで参加できる打ち合わせやセミナーが増えた今、「自分がいなくても進行できる会議」や「なんとなく気になったセミナー」に参加することでの時間のロスは大きいです。
具体的な対策:
- 会議の目的と自分の関与度を事前に確認する
- 議事録共有のみでも対応可能か確認する
- セミナー参加は、「目的」が明確になるものだけにする
「やめることリスト」の作り方
「どうタスクを効率よくこなすか」だけでなく、「やめること」を決める方が即効性がありました。
1.1週間のタスクをすべて記録する
○何にどれだけ時間を使っているか、正確に把握することから始めましょう。
○各タスクに対して以下の質問をする
○このタスクは本当に私がやるべきことか?
2.外注化や自動化できないか?
○このタスクをやめると、何が起こるか?
○このタスクで得られる成果は、投入時間に見合っているか?
3.最低3つの「やめること」を決める
思い切って「やめる」ことを決断しましょう。最初は小さなことからでも構いません。
多くのマルチタスクをこなすママにありがちなのが、「これもあれも」と抱え込むこと。
しかし、タスクを減らし、本当に大事なことに集中できる環境を作ることが、真の生産性向上につながります。
限られた時間でタスクを効率的にこなす方法
ママ起業家やフリーランスにとって、時間は最も貴重なリソースです。
子どもの予定や家事との両立を考えると、まとまった時間の確保は難しいもの。
そこで、忙しいママでも実践しやすい時短テクニックを紹介します。
(1) ポモドーロ・テクニックを活用
25分集中 → 5分休憩を繰り返すことで、集中力を維持しながら効率アップできる方法です。
子育て中のママ向けアレンジ:
- 子どものお昼寝時間に25分×2セットを設定
- 通勤時間や送迎の待ち時間を1ポモドーロとして活用
- 家事の合間に1ポモドーロだけ集中して取り組む
「25分なら集中できる」と心理的なハードルを下げることで、「まとまった時間がない」という悩みを解消できます。
実際に、育児中のママフリーランスのFさんは、「子どもが遊んでいる25分を1ポモドーロとして、クライアントへのフィードバックを書き、休憩時間に子どもと関わる時間を作る」というリズムを確立しています。
(2) 朝のゴールデンタイムを活用
朝の1時間は、最も集中力が高い時間帯です。この時間に、大事なタスクを設定しましょう。
実践のコツ:
- 前日の夜に「明日最初にやるタスク」を決めておく
- SNSチェックやメール確認を後回しにする
- できれば周りの人が起きる前の時間帯を活用する
「朝5時に起きて6時までの1時間で集中作業をすると、1日の達成感が全く違う」と話すママ起業家も少なくありません。特に創造的な仕事や集中力を要する作業は、この時間帯に設定するのが効果的です。
(3) ルーティン化する
毎日決まった時間に特定の作業を行うことで、ムダな意思決定を減らすことができます。
効果的なルーティンの例:
- 月曜の朝:1週間の計画立て
- 火・木の10時:SNSコンテンツ作成
- 水曜の午後:クライアントフォローアップ
- 金曜の夕方:1週間の振り返りと次週の準備
ルーティン化することで「何をやるべきか」考える時間が節約でき、脳のエネルギーを本質的な思考に使えるようになります。
複業ママの多くが、「決まった曜日に決まったタスクをこなすことで、効率が格段に上がった」と実感しています。
(4) 「スキマ時間」を有効活用する
子育て中のママにとって、まとまった時間の確保は難しいもの。そこで、以下のような「スキマ時間」を味方につけましょう。
スキマ時間の活用法:
- 子どもの習い事の待ち時間:簡単なメール対応やアイデアメモ
- 料理の煮込み時間:短いタスクを1つ片付ける
- 子どもが遊んでいる隙:電話対応や簡単な事務作業
「スキマ時間」を使いこなすコツは、あらかじめ「5分でできること」「15分でできること」「30分でできること」のリストを作っておくことです。
時間の長さに合わせて、タスクを選べるようになります。
まとめ
タスク整理と管理をうまく活用することで、限られた時間でも仕事の効率を2倍にすることが可能です。
今回ご紹介した方法をまとめると:
- タスク整理の重要性を理解する
- 頭の中をスッキリさせ、思考をクリアに
- 重要な仕事に集中する時間を作る
- タスク整理の具体的なやり方
- すべてのタスクを書き出す
- カテゴリごとに分類する
- 3つのP、1-3-5ルール、ABCDE法で優先順位をつける
- タスク管理のおすすめツールを活用する
- 自分に合ったツールを選ぶ
- 「やめることリスト」を作り、タスクを減らす
- 無駄なSNSスクロールや完璧主義をやめる
- 本当に重要なことに集中する環境を作る
- 限られた時間で効率的にタスクをこなす
- ポモドーロ・テクニックの活用
- 朝のゴールデンタイムの活用
- ルーティン化で当たり前に変える
- スキマ時間の活用
これらの方法を組み合わせることで、子育てと仕事の両立に悩むママでも、無理なく効率的に仕事を進められるようになります。
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