家事代行実績 1500時間超えの こじゆかです!
子どもが苦手な野菜の代名詞「ピーマン」
独特の苦みや香りがあって苦手なお子さんが多いですよね。
家事代行で伺う先でも、お子さんがピーマンを食べてくれないという声をよく耳にします。
でも、好き嫌いはしてほしくないな・・・
栄養を考えると少しでも食べて欲しいな・・・
そう思うのも親ごころですよね。
そこで今回は、お子さんでもピーマンを食べやすくする方法をお伝えします。
ピーマンを食べやすくするポイントは下ゆで!
実はわたし自身、大人になってもピーマンが苦手だったんです・・・
それが、保育士をしてた保育園の給食でピーマンを克服しました!
その時に給食室の管理栄養士さんに教わった方法が、この下ゆで作戦でした。
ピーマン下ゆで作戦の手順
やり方は非常にシンプル!
湯通しをして1度、苦味成分を軽減してあげる方法です。
- ピーマンの種とワタをとり、繊維に垂直になるように切る
- 下ゆでする(塩1つまみ入れる)
- 料理に加える
それぞれ、手順を見てみましょう!
1.ピーマンの種とワタをとり、繊維に垂直になるように切る
まずは、通常のピーマンの下処理と同じで種とワタを取ります。
この白いワタが1番苦みのある所なので、しっかり取っておくといいです!
ここでの1番のポイントは、繊維に垂直になるように切ること。
ピーマンは、縦方向に繊維が並んでいるので横向きに切っていきます。
2.下ゆでする
次に、沸騰したお湯に塩を1つまみ加えて下ゆでします!
栄養価を考えると下ゆで時間は短い(30秒くらい)方がいいのですが、
お子さんの場合は、年齢が小さいほど柔らかめの方が噛みやすく抵抗感もなくなります。
はじめのうちは、「3分以上」下ゆでをして柔らかく仕上げるのがおすすめです。

もし、ピーマンの色も大切にしたい場合はここで氷水に浸けると、鮮やかな色をキープしやすくなります!
3.料理に加える
水気を切ったピーマンを、お好みの料理に加えていきます。
写真では、仕事のつくりおき練習「鶏もも肉のマリネ」に投入!
保育園の給食では、下ゆでしたピーマンをそのままサラダに加えて提供していました。
1歳児クラスの子どもたちも、ピーマンをもりもり食べていました!
「ピーマン食べられたー!」という経験を積んでもらう、最初のステップにぜひ使ってみて欲しい方法です!
ピーマンが食べやすくなるのは、味と香りを軽減させるから
では、下ゆでをするだけで、どうしてピーマンが食べやすくなるのでしょうか?
それは、切り方と下ゆでの両方に理由があります。
子どもにとってピーマンが苦手な原因は、「苦み」と青臭さを感じる「香り」です。
ピーマンの苦み成分は、白いワタの部分だけじゃなくピーマンの緑の部分にも入っていて
繊維を断つように切ると、苦み成分が出やすくなります。
そのままだと苦みを直で感じてしまうので、下ゆで作戦でさらに苦みを軽減して食べやすくするというわけです。
ピーマンが苦いのは「クエルシトリン」の働き
そもそも、ピーマンはなぜあんなに苦いのでしょうか?
ピーマンの苦み成分は、お茶にも含まれるポリフェノールの仲間「クエルシトリン」です。
「クエルシトリン」は苦みより渋みを感じさせる成分ですが、これにピーマンの香り成分「ピラジン」が加わると苦みを感じるという仕組みです。
食べやすいピーマンの印は「赤色」
スーパーなどでピーマンを選ぶときに、少しでも苦みの少ないピーマンを選ぶ方法があります!
選ぶポイントは、色です。
販売されているピーマンの中に、こんな風に少し赤みがかったものを見たことはありませんか?
実はこれが、苦みが少ないピーマンの印だったんです!

赤い色は、熟して甘味が出てきた証拠!
甘味が増して青臭さも減っているし、緑のピーマンに比べてビタミンCは約2倍!カロテンは約3倍!
少しでも赤みのあるものを選んでみるか、緑ピーマンを完熟させた「赤ピーマン(パプリカとは別)」を使うのも食べやすくなるポイントです!
ピーマンがどうしても食べられないなら、代わりの野菜で補う!
栄養を摂るのは、1つの食材からじゃないと絶対にダメ!ということはありません。
どうしても苦手なら、別の食材を使って補いましょう!
ピーマンに含まれる栄養でよく注目されるのは、ビタミンC・ビタミンE・カリウムなどです。
それぞれこんな食材で、同じビタミンを摂ることができます。
食べられる野菜を組み合わせて、楽しく栄養を摂っていきたいですね!
子どもの味覚:敏感さは大人の3倍!
子どもが苦みが苦手なのには、子どものに味覚の敏感さが関係しています。
子どもの味覚は、大人の3倍敏感であると言われています。
反対に大人は30代以降になると、味覚の敏感さが子どもの1/3にまで鈍感になります。
つまり、大人がそんなに苦みを感じないと思う食べ物も、子どもにとってはすごく苦みを感じる!ということになります。
また、苦味は本能で「毒」を感じる味と言われています。
成長とともに、苦みのある食材も試しながら慣れていくことで好みの味に変化していきます。
まとめ
- ピーマンを食べやすくするには、垂直に切って湯通しをする
- ピーマンの食べづらさは、味と香りが原因
- 色が赤みがかったピーマンは、苦みが減って栄養価が高い
- 子どもの味覚は、大人の3倍敏感だから苦みも感じやすい
子どもの成長を考えると好き嫌いなく何でも食べて欲しいものですが、
成長するにつれて味覚も食べれれる量も変化していきます。
長い目で見ると、食べることが楽しい気持ちを大切に1口からスタートできるのがいいですね!